埼玉の児童発達支援センターってどんな施設?2つのタイプを紹介
埼玉では障害のある未就学の子どもを支援するために児童発達支援が行われています。
その中にも児童発達支援センターと、直接通って支援を受ける児童発達支援事業所があります。
しかし、児童発達支援事業所はイメージできても、児童発達支援センターの役割がイメージできないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、埼玉の児童発達支援センターについて解説します。
複数の機能を持つ児童発達支援センター
埼玉にも多くの児童発達支援センターがあります。
この施設は、児童発達支援事業所と異なり、障害を持つ子どもの直接支援だけでなく次の機能を持っています。
それは、地域との連携、障害を持つ世帯や周囲への助言、放課後等デイサービスの運営です。
埼玉の児童発達支援センターの3つの役割
まず、地域との連携としては、就学先の小学校や養護学校といった教育機関との連携や児童発達支援事業所同士の連携です。
児童発達支援を受けた子どもは、やがて学校へ就学します。
その就学を支援する目的で、子どもたちの就学先と情報の共有や相談支援を行います。
この機能は、児童発達支援事業所にはありません。
また、保育園に通いながら児童発達支援を受けている子どもに対して、利用している保育園へ訪問して集団生活の適応のために支援を行ったりもします。
次に障害を持つ子ども世帯や近隣住民の方へ相談に応じる役割もあります。
相談を通じて、適切な助言や対処法を説明し、必要に応じて支援も行うのも児童発達支援センターの役割です。
埼玉では規模の大きな児童発達支援センターの場合、就学後も通える放課後等デイサービスの運営を行っています。
これによって連続した支援を行うことが可能です。
このように幅広い分野で障害を持つ子どもの支援を行っているのが埼玉の児童発達支援センターです。
行政の児童発達支援の中心になることも多く、市で運営する児童発達支援センターも多くあるのが特徴です。