ある日突然家族の介護が必要になったら?
突然の介護
「介護に取り組むのなら、介護が必要になる前に準備をしましょう」と、ネットでは書かれています。何事にも準備は必要不可欠でしょうが、意外と出来ていない方も多いでしょう。おそらく「介護なんてうちには関係ない事」と、考えている方の方が大半かと思います。
だからこそ、いざ親の介護が必要になった場合、大変なことに。何をすればいいのか、準備はどうすれば良いのか分かりません。では、ある日突然に介護と携わるようになった場合の対処法について取り上げます。
地域の包括センターに問い合わせを
まずは、地域の包括センターに相談してみましょう。島根で介護相談をする場合は、松江・浜田・出雲をはじめ各地にセンターがございます。包括センターでは介護のプロフェッショナルが、介護の相談を担当。1人だけでなくチームとなってサポートをするので、心強いです。
包括センターの仕事は、介護予防ケアマネジメント・総合相談・権利擁護・包括的継続的ケアマネジメントの4つ。突然の介護についての相談なら、介護予防ケアマネジメントか総合相談になるでしょう。
保険の申請をしよう
介護保険に加入しているのなら、申請も必要になります。介護保険に加入しているからとはいえ、今日から「保険適用」という訳にはいかないのです。ご本人に申請してもらうのが手っ取り早いものの、難しいケースが多いでしょう。介護保険の申請は、ご家族か親族が出向くことになるかと思います。
先ほどご紹介した、包括センターか相談窓口まで赴いて「要介護認定」の申請を手続き。申請後に自治体の調査が入り、結果を知らせるのが大まかな流れです。
介護サービスを利用
要介護認定が終わればケアプランの作成へ移ります。ケアプランはご家族の方でも作成できなくはないものの、ケアマネージャーに頼むのがベストでしょう。ケアプランの作成が完了すれば、プランを元にして介護サービスの利用が可能となります。
「介護サービスを使わず家族で面倒を見たい」という方も、いらっしゃるかもしれません。しかし介護は過酷なもので、家族だけでどうしようないことも出てきます。出来る範囲内で良いのでプロに任せるのがベストです。