世界に羽ばたく日本の技術!

東京にて

2021年に東京で開催された、世界的なスポーツ大会。スポーツ大会には、世界各国から大勢のアスリートが来日。感染症の広がりもあり開催が危ぶまれていたものの、大会は大成功。成功への要因の1つが食事だったと思われます。
選手達が集う食堂で振る舞われた食事。特に「餃子」は世界No1の呼声が出るほど。猛烈な美味しさから察するに、ものすごい腕の立つシェフが担当しているように思われます。しかし実際は、冷凍餃子。特別仕様ではなく、スーパーマーケットで手軽に変える冷凍餃子だったのです。

冷凍食品の歴史

冷凍食品が始まったのは、大正時代に入ってのこと。当初は業務用という形で、魚を冷凍させたのがはじまりです。昭和に入ると、大阪で「イチゴシャーベー」が販売されました。苺をコチコチに凍らせたもので、日本で初めて市販された冷凍食品になります。
苺を凍らせるという発想は、当時から見てもそこまで珍しいものではありません。ただ苺を凍らせるのは、あくまでも保存の為。食べる為ではございません。そんな中で、敢えて「凍ったままの苺を食べる」という、まさかの発想へ。まさかの発想が、今後の食生活を揺るがすとは思いもよらなかったことでしょう。

現代の技術

冷凍食品が登場してから、100年近く。今はものすごいことになっています。食品を形成する細胞を守るための冷凍技術が開発。昨日今日の話ではなく、既に実装されているというのだから、驚くしかありません。細胞が守られているため、どんなに凍らせても鮮度は同じ。
さらに電磁波を使った冷凍食品も、注目されています。電磁波を使った冷凍食品も細胞を守りますので、美味しさはかなりのもの。

加工食品は進化する

冷凍食品をはじめとした、食品加工の技術は年々進歩しています。近い将来は、世界にある名店のメニューが、レンジで「チン」するだけで食べられるようになるかもしれません。福島の食品加工の技術向上でおいしいグルメがもっと美味しくなるでしょう。
食の追求には、終わりがありません。

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