新木場は運送業によって発展した地域?両者の密接な関わりをわかりやすくご紹介!
東京都江東区にある新木場町は世界最大の木材団地として有名です。毎年木場公園で開催されるイベント「木と暮しのふれあい展」に参加するべく東京都外から訪れる人々も多く、人と自然が共生する町として発展を続けています。実は、運送業との意外な関わりを持っている地域でもあるのはご存知でしょうか。本記事では新木場と運送業の関係性について簡単にご紹介させていただきます。
新木場と運送業の意外な関わりについて
新木場という地名は、元は木材の集積場として知られていた「木場」が移転(埋立地の拡大による)したことで付けられています。かつて江戸時代には海路で材木が運搬されていた歴史もあり、運送業との関わりが強い地域です。世界大戦による戦火、度重なる震災を重ねても木材の町という名は消えず、世界最大の木材団地として毎年バラエティ豊かなイベントがおこなわれています。木場の運送事情を知ることができるため、興味のある方は新木場の「木材・合板博物館」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
新木場エリアにある各施設の魅力
新木場駅周辺にある木材・合板博物館は、新木場(木場)の歴史を展示している施設です。入館料は無料で、木材や合板に関する資料を幅広く収集しています。訪問客に木造建築模型や木材標本といったギャラリーを展示したり、図書の閲覧を許可するなど、自然とともに歩む人々の暮らしに対する理解を深められます。また、同エリアには木造建築でありながら燃えない木材を駆使して作られている「木材会館」もあります。いずれも木材の町として知られる新木場のメジャースポットとして見学可能です。江戸時代の運送事情によって発展した新木場を知るにはうってつけの施設だと言えるでしょう。
終わりに
海路によって発展した地域は日本の至るところにあります。数百年前の交通事情では険しい山々を超えることはできず、船を使って荷物を運送する手段がメジャーでした。しかし、今日の世界では陸路・空路のアクセスが良くなった影響でスムーズに運送することができます。新木場の他にも運送業によって発展した地域は複数点在しているため、より詳しく知りたい方はぜひ海上貿易で発展した土地について調べてみてください。