電気設備工事が可能な電気工事士の資格を取るには?東京都での資格取得の流れについても解説
電気設備工事の仕事は、同じ分野の仕事をしていないとピンとこないかもしれませんが、私たちが安心、安全に電気を使うには欠かせない大切な業務の一つです。
今回は、そんな電気設備の需要が高い都市である東京都に注目しました。東京都内で電気設備工事の仕事に興味を持っている方に向けて、業務内容や必要な資格・手続きなどについて解説します。
電気設備工事の業務内容と必要な資格は?
「電気設備工事」とは、工場やビル、住宅などで電気を使うために必要な設備工事のことを言います。似た言葉である「電気工事」とは、電気設備の配線や設計・配置などを含めた業務範囲を指しているので、電気設備工事は電気工事の中に含まれる仕事の一つといえるでしょう。
電気設備工事の仕事に就くには、まず電気工事士の国家資格が必要です。電気工事士には第一種と第二種の2種類ありますが、まずは住宅や店舗など比較的小さな設備工事ができる第二種の方から取得します。
第二種電気工事士の受験内容と申込方法
第二種電気工事士の試験は学科試験と技能試験があり、両方に合格することで資格を得られます。学校で電気工事法に定める過程を受けた場合などは、学科が免除になることもあります。
申し込みは、電気技術者試験センターでWebまたは書面で受け付けています。受験内容などの試験に関することは全国共通で、居住地による制限や違いはありません。
東京都なら、電気工事士の免状は東京都電気工事工業組合で交付される
無事試験に合格したら、お住まいの都道府県で免状交付申請を行います。東京都では電気工事士の免状手続き業務を「東京都電気工事工業組合」に委託しており、本部局(築地)以外にも都内10箇所に設置された窓口ならどこでも申請できます。
電気設備に関しては特別な技術がいるため、電気工事士という国家資格が必要なのですね。その他にも、ステップアップのために新たな国家資格を取得すれば、対応できる工事の幅も広がっていきます。東京都にお住まいの方は、資格取得までの方法などをぜひ参考にしてください。