タワークレーン操作に必要な資格・講習について解説!
高層ビルや商用店舗の建設で必要なタワークレーン。その操作には高度な技術と安全性が求められます。
今回は、タワークレーンを操作するために必要な資格や講習を解説し、クレーンオペレーターとしてのキャリアについてもご紹介します。
タワークレーン操作に必要な資格・講習は合計2つ
タワークレーンの操作に必要な資格・講習は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、「クレーン・デリック運転士免許」です。
この資格は国家資格であり、学科・実技試験が課せられています。
クレーン・デリック運転士免許の中でも床上運転式クレーン限定やクレーン限定など免許の種類があるため注意が必要です。
2つ目は、「玉掛け技能講習」です。
労働安全衛生法に基く技能講習を修了が義務付けられています。
タワークレーンの資格取得にかかる期間・費用は?
1つ目のクレーン・デリック運転士免許は、一般的には数十時間程度とされています。
また、専門の教習所で学科と実技を受講する場合、10万円程度の費用が必要です。
試験会場は全国に7か所ある安全衛生技術センターで開催されています。
2つ目の玉掛け技能講習は、保有している資格及び業務経験によりますが、最大で19時間分の講習が必要です。
講習は2日から3日に分けて実施されます。費用は2~4万円程度です。
玉掛け技能講習は企業や教習所など様々な場所で開催されているため、近隣の店舗・施設へ問い合わせしましょう。
クレーンオペレーターの年収は?
クレーンオペレーターの年収は、経験年数や企業の規模によって異なります。
初年度の一般的に年収は約300万円から400万円程度とされていますが、スキルを磨いたり、独立することで高収入が見込めます。
特に大規模な工事現場や都市開発など需要の高い地域では、高額な報酬を得ることが可能性です。
ただし、クレーンオペレーターの仕事は事故を起こすと人命に関わる被害になるため、細心の注意が必要です。