山口にいる妊婦の方へ!歯医者で受けられる自治体の支援内容を紹介
80歳以上の山口県民において、平均残存歯数は年々増加しています。
県の調査によると平成22年で8.3本だったのが、令和4年には平均17.1本残っていることがわかりました。
このことから、県民のなかで歯のメンテナンス習慣が定着してきていることが考えられます。
一般に、20本以上の歯があれば食べ物がよく噛めると言われています。
高齢になった時に、自分だけ歯がないというのは悲しいものです。
そうならないために、若いうちから歯のケアをしていきましょう。
山口市の歯医者では定期的な検診やメンテナンスを行っています。
赤ちゃんの健康のために。妊娠中は歯科検診へ行きましょう
妊娠中は口内環境が悪化しやすいといわれています。
つわりで歯ブラシを口に入れることさえ困難となる妊婦さんも少なくありません。
またホルモンバランスの変化によりエストロゲンが歯周病菌を増加させてしまい、妊娠性歯肉炎にもかかりやすくなります。
菌が歯肉から体内に入ると子宮の免疫細胞の収縮で早産のリスクも。
子供に虫歯菌をうつしてしまう危険もあるので、歯医者で検診を受けましょう。
いつ行けばいいの?妊婦が歯医者に行くタイミング
妊娠中最低1回は歯医者へ行き、口内のメンテナンスをしてもらいましょう。
検診を受ける時期は、つわりが落ち着いて安定期に入ったタイミングが良いとされています。
妊娠初期は流産のリスクがあるので体を安静にし、緊急の場合以外無理に行く必要はありません。
お腹が大きくなり、陣痛が来る可能性がある妊娠後期も不要不急の遠出は控えましょう。
自己負担なし!山口市で受けられる歯科検診
山口市では妊婦の虫歯と歯周病を予防するため、無料で歯科検診を行っています。
妊娠届けを提出した際に交付される、歯周疾患健診受診票と母子手帳を持って歯医者へ行きましょう。
対象期間は出産後1年で、自己負担0円で歯科健康検査と保健指導が受けられます。
実施医療機関は市のホームページに記載されています。
山口市以外でも多くの自治体で同様の検査を実施しているので、お住まいの地域の情報を確認してみましょう。