ニュースで語られない外国人技能実習生について
外国人技能実習生の制度は穴だらけではあるけど
愛媛には、外国人技能実習生が集まっています。円安の影響もあいまり、外国人技能実習生の数は減っているというニュースも事実ございます。平均給与は16万円とかなり低く、問題は山積みです。
多くの人は「人手不足の解消のために外国人を呼び寄せた」という、認識を持っているかもしれません。会社都合で外国人を働かせるのは、良い思いはしないでしょう。でも得られるのは、何もお金ではありません。ニュースではほとんど語られない、外国人技能実習生について取り上げます。
世界における日本のイメージ
世界における日本のイメージで、まず思い起こされるのがアニメなどのサブカルチャーです。日本のサブカル人気は凄まじく、文化そのものの概念を変えたほどです。しかしアニメ以上に日本のイメージを決定づけているのが、ものづくりでしょう。
「ものづくり」と一言いっても、いろんなものがあります。例えば駅に設置されている、ホームドア。どこの鉄道会社の電車が来ても、的確にドアの位置を識別し開閉します。日本の認識では「新しいものが出た」ですが、海外の認識では「どこのかのSF世界」です。
技術が遅れている国もある
世界の国々では、発達が遅れているところがあります。不安定な政局や戦争により、ある意味仕方ないことかもしれません。でも「仕方ない」で片づけてしまっては、人々の生活は豊かにはならないでしょう。「日本だけが潤っていればいい」という時代は、すでに終わっています。
今は全世界が潤わなければ、意味がありません。
技術を伝えて国の発展を支える
外国人技能実習生を「人手不足解消の足掛かり」としてとらえている企業は、少なくないのは事実です。反対意見もあって然るべきことです。しかし「技術を伝える」点においては、需要な役割を担っているのもまた事実。
日本人が海外に渡り、技術を伝える方法もございます。でも技術を伝えるにしても、実践が伴わなければ意味がありません。国の発展を支えるには、国に住む人であり働く人です。外国人技能実習生は、少し背中を押す制度と言えるでしょう。