笛吹市のいちご農家が選ぶいちご品種は?主な品種を紹介!

山梨県笛吹市といえば自治体別の生産量でブドウやモモが日本一になったことがあるフルーツの町です。実際笛吹市自身も桃源郷宣言を行っており、多くの果物が作られています。一方で、それらのフルーツ以外にもいちご農家が頑張っており、山梨県内有数の作付面積を誇っています。今回はそんな笛吹市のいちご農家が選ぶ主な品種について解説しましょう。

笛吹市のいちご農家が選ぶいちごの品種は?

笛吹市のいちごの作付面積は35.4ヘクタール(令和3年)です。これは山梨県内でも第二位と、県内トップクラスを誇っています。そんな笛吹市のいちご農家が選んでいるいちごの品種は紅ほっぺや章姫、かおり野、とよのかなどです。紅ほっぺは、いちごの甘酸っぱさを楽しめる大きめの品種です。静岡で生まれた品種ですが笛吹市でも盛んに栽培されています。章姫(あきひめ)は長めの外見が特徴の品種で甘みが強い品種として人気です。果汁が豊富なのでジューシーさも感じられます。かおり野は10年ほど前に登場した新しい品種です。名前が表す通り香りが素晴らしく風味が豊かな品種です。とよのかは全国の主流だった品種で現在も笛吹市のいちご農家が選ぶことの多い品種です。山梨県特有のいちご品種はないものの、県外で開発された優れた品種を笛吹市では栽培しています。

かつていちご農家に大人気だったとよのかと女峰

いちご農家は、300種類あるいちご品種の中から最適な品種を選定して栽培をしています。そのため、品種選びはとても重要でした。確実に人気のある品種、栽培しやすい品種などを選んでいたいちご農家はいつしか二つの品種に集約されるようになったのです。それが西日本のいちご農家で盛んに栽培されたとよのか、東日本のいちご農家に人気だった女峰です。その任期は「西のとよのか、東の女峰(にょほう)」といわれ市場を二分するほどだったそうです。

あまおうの登場によっていちご農家の選ぶ品種のシェアは大きく変化する

いちご農家がイチゴ栽培をしている中、新しい品種が登場しました。それがあまおうです。あまおうはとよのかや女峰を超える甘みと風味で市場を席巻し、いちご農家が挑戦する品種として多く選ばれるようになったのです。ただ、これをきっかけにとよのか女峰のシェアが大きく変化し、あまおうをはじめとする様々な品種が群雄割拠する新時代へと突入したのです。

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