レベルの高さが要求される鳶工事
街中で見る建物は技術力の結晶
普段なにげに目にする江東区にある建物。大都会のど真ん中であればビル群、田舎であっても戸建ての住居もあります。ビルでも戸建ての住居であっても、レベルの高い技術によって生み出されたのは事実です。
建物の構造1つとっても、ほんの数ミリのズレも許されない世界。足場工事で安全を確保し、鳶工事により1つ1つの作業を丁寧に仕上げているのです。
鳶工事は未経験者でもできる
江東区で鳶工事の仕事に取り掛かる場合、特別な資格が求められると思われるかもしれません。会社によりけりなのでなんとも言えませんが、未経験者でも問題ございません。そもそも、第一線で活躍している職人の多くは、未経験から入った人が大半です。未経験者でも、積み重ねれば大きな実りになるのは、先輩職人が証明してくれています。
先輩職人から厳しい叱責もあるでしょうが、仕事を覚える以上は仕方のないこと。愛のあるムチは、成長にもなります。また、会社によっては「とび技能」などの資格取得もサポートしてくれますので、スキルアップにもつながるでしょう。
高所恐怖症の人は鳶工事向きではない?
しかし、何事にも向き不向きがあります。鳶工事の仕事に向いていない人で真っ先に思い浮かぶのは、高所恐怖症でしょう。高いところに昇ると、腰を抜かして震えて動けなくなるというのなら、確かに向いていません。
ただ戸建住宅をメインにしている鳶工事なら、高くても5m~10mあたりがいいところ。また意外に思われるでしょうが、高所恐怖症の職人も少なくありません。むしろ高所恐怖症の人の方が、鳶の仕事に向いていると言えるでしょう。
怖い時に落ちない
鳶業界では「怖い時は落ちない。慣れてきた頃に落ちる」という言葉があります。少しでも「怖い」という感情があれば、安全性は徹底します。仕事も慎重になるので、成果も確実に出るでしょう。
しかし「怖い」という感情がなければ、安全性はおろそかになってしまいます。慎重さもなくなるので、事故を引き起こしかねません。諸説ありますが、動物に「怖い」という感情があるのは身を護る為と言われています。