意外と知らない電気の歴史

電気通信はなくてはならないものだが…

栃木の業者が手掛けている電気通信。電気通信は生活になくてはならないものになり、天災などで一度機能が停止すると、生活そのものが成り立たなくなるほど。普段からものすごくお世話になっている電気ですが、意外と歴史については知られていないもの。
そこで改めて、電気の歴史について掘り下げてみました。歴史を知れば、違う一面が観られるかもしれません。

最初は静電気から

電気そのものの歴史は、紀元前から始まります。ある日ギリシャの哲学者は、琥珀を磨いていました。なぜ磨こうと思ったのかについてはさすがに分かりませんが、軽く掃除をしようとおもっていたのかもしれません。ところが琥珀を磨いたところ、糸くずなどの軽いものが石に吸い寄せられるところを目撃します。勘の良い方なら、察しがついていることでしょう。ズバリ「静電気」です。人類が初めて触れた電気こそが、静電気だったのです。
なお紀元前に生まれた静電気は、現在も絶賛活躍中。「軽い物を吸い取る」という点に着目し、掃除道具に応用されています。

雷は電気である

18世紀中ごろになると、雷の元が電気であることが判明します。アメリカの学者は、雷電がとどろく中で、針金を付けた凧を挙げました。凧に使うタコ糸は電気を通すために、あえて濡らしています。そして電気を溜める瓶である「ライデン瓶」の先に金属を取り付けます。取り付けた金属をタコ糸に触れさせ、電気が溜まるかどうかの実験をしました。
すると電気はしっかりと溜まり「雷は電気」であることが、証明されたことになります。

日本における電気の歴史

日本に電気がやって来たのは、明治になってから。当時は「アーク灯」と言い、火花を利用した電気が使われました。当時は明りそのものはあったものの、菜種油を燃やしたものを使用。明るさは限定的で、夜になると人の顔がようやく見える程度です。
そんな中で人の顔どころか、家全体を明るく照らした電気。当時の人の驚きは、凄まじいものだったはず。街中には電燈も登場し、家だけでなく都市全体も明るくなりました。

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